こんにちは、TKです。
おそらく会社員編集者の中で1番有名なのは、箕輪さんだろう。
今回は、そんな箕輪さんの本である「死ぬこと以外かすり傷」を読んでの感想と要約をまとめていきます。
めちゃくちゃ面白かったので、60分ほどで読み終わりました。
それでは、いきます。
「死ぬこと以外かすり傷」の基本情報
「死ぬこと以外かすり傷」の基本情報を見ていきます。
基本情報
書名:死ぬこと以外かすり傷
著者:箕輪厚介
発行日:2018年8月28日
出版社:マガジンハウス
定価:本体1,400円(税別)
著者である箕輪さんのプロフィールは以下の通り。
プロフィール
箕輪 厚介(みのわ こうすけ)
幻冬舎 編集者。1985年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、2010年双葉社に入社。ファッション雑誌の広告営業としてタイアップや商品開発、イベントなどを企画運営。広告部に籍を置きながら雑誌『ネオヒルズ・ジャパン』を創刊しアマゾン総合ランキング1位を獲得。2014年編集部に異動。『たった一人の熱狂』見城徹、『逆転の仕事論』堀江貴文を編集。その後幻冬舎に移籍し、2017年にNewsPicks Bookを立ち上げ、編集長に就任。『多動力』(堀江貴文)、『お金2.0』(佐藤航陽)、『日本再興戦略』(落合陽一)、『人生の勝算』(前田裕二)などを編集。創刊1年で100万部突破。また1300名の会員を擁する日本最大級のオンラインサロン「箕輪編集室」を主宰。既存の編集者の枠を超え、様々なコンテンツをプロデュースしている。
「死ぬこと以外かすり傷」の感想・要約まとめ
次に「死ぬこと以外かすり傷」を読んでの感想と要約、学びや気付きを記します。
- 考え方
- 商売のやり方
- 個人の立たせ方
- 仕事のやり方
- 人間関係の作り方
- 生き方
上記の項目に分けてまとめていきます。
考え方
新しいものを生み出したければ、予定調和や合理性というものからあえて離れて、自らトラブルに突っ込んで行かなくてはならない。
予定調和にロジカルに考えても計算通りのものしか生まれない。無難に生きても何も起こらない。誰かが作った道を踏み外す。カオスにこそ、まだ見ぬ景色があるのだ。あらゆる事故やトラブルに自ら身を投げろ。
箕輪さんは、高2のイタリア・スペイン一人旅でパスポートを紛失した。
英語もできない、スマホもない状況。→ここからが本当の旅の始まりであった。
その後、日本の空港職員に盗難届けを出すようにアドバイスを受けた。警官からパスポート発行まで空港のイスで寝泊りするようアドバイスを受けた。
空港の日本人に状況を説明し、小銭をもらう。マックを食べる。バス・電車で領事館に行き、臨時パスポートを発行し、帰国した。
自らパスポートを無くし、トラブルに突っ込んだわけではないが、こういう新しい経験は予定してできるものではない。
これこそが旅であり、そこに見たことがない景色がある。それが人生を作るものになるのだと感じた。
与えられた仕事を段取りどおりにこなす。そうすれば失敗しても大きな傷は負わないだろう。しかし、そんな予定調和からは何も生まれない。ダメと言われたら強行する。半ば意識的に予定調和を破壊する。どっちに転ぶか危うい状態でなんとか落ちずに走り続けろ。そうやって初めて鮮やかな結果が出る。
無難におもしろ味もなく生きたいなら予定調和でもいい。
本当の意味で達成感のある仕事がしたいのであれば、予定調和を破壊して行動したほうが断然おもしろいと思える。
ルールや習慣とは、船にとっての錨(いかり)のように不変で重い存在ではない。常に変わり続ける。おっさんは昔から習慣を守りたがる。当たり前だ。そっちの方が自分が変わらずにすんで都合がいいからだ。しかし若者はそんなものはまやかしであると喝破し、新しい秩序を作らなければいけない。
本当のことを正直に言うと「狂っている」「バカだ」と言われるだろう。敵を増やし、誹謗中傷にさらされることにもなるだろう。しかしそれこそが間違っていないという何よりの証拠だ。「王様は裸じゃないか」と声を上げ続けろ。
ルールは状況に応じて変化していくもの。
会社だから、上司だからと昔のルールに従っていても自分も会社も社会も変わることなんができない。
周りを気にして、自分を抑えて過ごさずに本当のことを正直に言う勇気を持っていきたい。
僕の周りにいる起業家やクリエイターたちもみな、3歳児のように本能的、動物的な感覚に突き動かされながら行動している。決してルールや常識、ロジックだけでは動かない。
目の前のことを本能と直感で、欲望のままに受け入れていく。いつまで子供のように狂い咲くことができるか。おっさんになるな。「3歳児レース」に勝ち残れ。
僕はいつからか「ありのままの自分」を失ってしまっている。
学校・会社・周りに溶け込もう、なじもうとして型にはまろうとしてしまっている。
自分を見つめ直して「3歳児」のように好きなことに正直でまっすぐでありたい。
僕はこれから「3歳児レース」に参加する。
商売のやり方
どんな小さなことでもいい。自分の手で、頭で、足で、名前で稼いでみろ。自分の値札を意識しなければ、一生飼われた豚のままだ。飢えたオオカミになれ。
箕輪さんは、埼玉から都内のマンションに引っ越し、自分を追い込んだ。
給料の範囲で考えて生活しても現状は変わらない。
人は安定を求め、そこに止まろうとしてしまう。
意識を変え、自分自身で稼げるようになる!ブログを書く!ブログで稼ぐ!
知っているということが、いずれ必ず武器になる。分断された世の中だからこそ、情報を浴び、知を獲得しろ。意識くらい高く持て。
僕は、ビジネス書を中心としてお金の本や副業につながる本をたくさん読んできた。
今は結果が出ているとは言えないが、「知っている」ということを武器にこれからも意識を高く持って頑張っていく。
副業禁止と命令する会社や経営者は世の中のことを分かってないし、そんな時代錯誤の命令に唯々諾々と従う奴隷社員も終わっている。どっちもどっちだ。
会社は、一生社員を守ってくれると言う保証はしない。
だから個人で稼ぐと言うことをしないといけない。
禁止されている場合も黙ってやっちゃえばいいし、居づらいのであれば転職してしまうのも手だ。
これからは、複数の仕事をこなすことが当たり前になる。しかし「金」と言う軸だけで考えてしまっては多様で厚みのある経験は積めない。自分が金以外の何を稼ぐかポートフォリオを組んで思考せよ。
確かに、「金」だけを軸に考えると時間の切り売りになってしまいがちで、自分の時間を取られ体力も精神も消耗してしまう。
「金」以外に何を稼ぐか。
「信頼」「信用」「人脈」「縁」・・・。未来につながると信じて行動し、考えて稼いでいく。
個人の立たせ方
自分の手で現象を起こす人間になるためには、結果を残すと同時に自ら伝説を打ち立てなければならない。「ブランド」に人も金も付いてくるのだ。それも目立ちたがり屋だとか揶揄するのは本気で仕事をしたことがない甘ちゃんだ。
AKB48は、歌・ダンスは当たり前として、大人数のなかでいかに個として突出するか戦略を持って戦っている。
僕は何者か?今は全く思いつかない。
「ブランド」がない証拠。
◯◯ならあいつだ!と言われるように「ブランド」を確立する!
仕事のやり方
「クリスティアーノ・ロナウドのようになりたい」と夢見るサッカー部の少年がせっせと上級生の球拾いをしていても、永遠にクリスティアーノ・ロナウドにはなれない。一流のサッカー選手になりたければ、誰よりもボールを蹴る以外に方法はないのだ。
トライアンドエラーの連続で物事は上達する。
時間は有限なのだから、球拾いや昨日と同じようなことに費やしている時間なんてない。
「今やる」「手を動かす」「昨日までできなかったこと」その実践を繰り返す!
時間があればいいというものではない。制約がイノベーションを生む。追い込め。ダラダラと居心地の良いスピードで仕事をしていては、この世にあらざるものは作れない。
スピードスピードスピード!誰も見えない速さで駆け抜けろ。
じっくりと考えて時間をかければかけるほど、良いものができると思っていた。
そう言う場合もあるかもしれないが、全てがそうではない。
ブログに関しても実際は、時間をかけて考えていても全く進んでいないと言うのが多々あった。
スピードを意識して書いてみようと思う。
1年間で100の力が使えるとしたら、最初の2ヶ月で90を使い切ってしまうくらいの気合いで走るといい。そこにインパクトが生まれる。圧倒的なまでに量をやるとキャパシティが増えて、また100の力がプラスされる。中途半端ではだめだ。
量だけは裏切らない。誰よりも動け。
今の自分には、絶対的に量が足りていない。
スピードと量を組み合わせたら最強。こなせるように努力する!
人間関係の作り方
相手が何を求めているか、どんな本性なのかを、相手自身が気付いていないところまで想像し、理解し言語化することができれば、なんの実績もなくても信頼を勝ち取ることができる。
箕輪さんはこれを「憑依レベルのブンセキ」と名付けている。
僕も人間観察は得意な方で、相手がどう考えているかをわかる時がある。
ここを徹底していけば、相手を理解し、打ち解け、今後の人脈につながると思った。
生き方
プラトンは師ソクラテスのことをさして「なぜシビレエイが相手をしびれさせることができるのか。それはシビレエイ自身がしびれているからだ」と言った。誰よりも作り手である編集者がビンビンしびれながら本の内容に熱狂し、体現していけば、シビレエイに触れる読者にも熱は伝わるのだ。
相手が熱狂していないということは、自分の熱狂がまだ足りていないということ。
まずは自分がビンビンに熱狂する。
コーチングでも同じ。コーチが熱狂することでクライアントにも熱が伝播する。
エネルギッシュに情熱を持って本気で取り組むことが大切!!
「努力は夢中には勝てない」と言う方程式は、編集者に限らずすべての仕事に共通する。目の前のことにどれだけ夢中になれるか。熱狂できるか。夢中の前ではどんな戦略もノウハウも無力だ。
人生とはそもそも、自分が夢中になるものを探す旅なのだから、人生を賭けるほど夢中になれるものを見つけることは簡単ではない。大切なのは常識に縛られないこと。個体としての欲望と偏愛を解放しろ。ごちゃごちゃ言う前にとにかく動け。
夢中になれるものを探す!時間を忘れ、延々とやっていられるものを仕事にできれば最強。
僕はまだ旅にも出れていないのかもしれない。全然行動量が足りない。
行動あるのみ!!
ネクストアクション
「死ぬこと以外かすり傷」を読んで、これからのネクストアクションを記します。
ネクストアクション
- とにかくブログを書きまくる
- コーチングを受ける
- 本職に本気で取り組んで圧倒的な結果を出す
「死ぬこと以外かすり傷」を読むべき人
「死ぬこと以外かすり傷」を読むべき人は以下のような人におすすめです。
読むべき人
- 現状にとどまっている人
- 一歩が踏み出せない人
- 自分を中身から成長させたい人
特に上記に当てはまる20代・30代のバリバリ仕事をしたいと思っている人に読んでほしい1冊です。
きっと解決できる悩みもあると思います。
今回は、以上です。